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ドアは「開かないしくみ」にするわけにはいかない。乗客乗員が乗り降りしたり、客室サービス用の機材や品物を出し入れしたりするために、きちんと開閉できるドアが必要だ。実際、旅客機にはさまざまなドアが設置されている。乗客に馴染み深いのは乗降用ドアや貨物室ドアだが、ほかにも、ギャレー(調理台)などを搬入出するためのサービスドア、緊急脱出用の非常ロドアがある。また、一般の人が目にする機会は少ない、車輪をしまっておく格納室についたドアや、整備などの際に整備士が開閉する点検ドアもある。ただし、どのドアも上空飛行中には完全にロックされ、外気が遮断されていなければならない。そのためには、外の空気が入ってくる隙間のある、電車のようなドアでは不十分だ。旅客機のドアはどのようなしくみになっているのだろうか。たとえば、乗降用の出入ロドアは片側が蝶番で留められ、内側(機内側)から外側(機外側)に向けて開くタイプのものが多いが、このドアは内側のサイズは大きく、外側のサイズは小さい。言い換えると、機外に向けて少しすぼまった形をしているのだ。